AGA(進行性男性型脱毛症)は鍼灸治療で改善できることが分かってきています。思春期を過ぎた男性に多くみられ、髪の毛が細くなって薄く見えるのが特徴です。なので、毛根はあります!産毛みたいになっているせいで薄く見えてしまうのです。

原因としては環境やストレスなどで発毛期と脱毛期のヘアサイクルが乱れることと考えられています。

東洋医学の五行では、髪は腎に属します。腎とは生命の源で発育、成長、老化、死に深くかかわっているものになります。

加齢により髪に艶がなくなった、白髪が増えた、薄くなってきたなどさまざまな髪の症状が出てくるのはこの腎の力が弱くなってきているのです。

また、髪は血の余りとも言います。血が汚れていたり、少なくなっていたり、血流が悪くなっていたりすると髪にも栄養は行き渡りません。

東洋医学による薄毛治療はまず、全身の『気』『血』『水』の状態がどうなっているのかを診て調整するところから始まります。そして症状として出ている頭に直接鍼をし、血流を改善させていきます。

この時、頭に熱がこもっている場合も熱を頭から抜く治療を行います。