最近、この「逆流性食道炎」の症状がある患者様が鍼灸治療で来院されます。

胃は食べ物を腐熟させ、十二指腸を通り小腸、大腸へと運びます。しかし胃の力が弱くなると下へ降ろす力がなくなります。ストレス、イライラなどが重なると熱が発生します。よく頭に血が上ると言ったりしますね。

熱は上に行く性質のためそれと相まって胃酸が逆上するような症状になります。

これが「逆流性食道炎」です。

西洋医学では胃の噴門部、食道の下部にある括約筋が緩んだり、炎症を起こしてきちんと塞がらなくなったためと考えています。対処療法として胃酸を抑える薬を処方せれ、一時的に寛解したように感じますが、治ってはいません。

逆流性食道炎の患者様は胸骨と皮下組織の間にしこり状のものが現れます。これがその痕跡になるので、なくならない限り何度も繰り返します。

イライラ、ストレスで肩がこる、頭痛がする、目が疲れる、耳鳴りがするなどの症状は鍼灸で解決することが多いです。

この他にも鍼灸の適応疾患はたくさんありますので、ご覧ください。

 

鍼灸適応症

米国国立衛生研究所(NIH)の見解として、さまざまな疾患、疾病に対する効果とその科学的根拠に於いて、鍼灸は西洋医学の代替療法として有効であると発表しています。

 

[神経系疾患]

神経痛・神経麻痺・脳卒中後遺症・痙攣・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー

[運動器系疾患]

関節炎・リウマチ・頸肩腕症候群・頸椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)

[循環器系疾患]

心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ

[呼吸器疾患]

気管支炎・喘息・風邪および予防

[消化器系疾患]

胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、逆流性食道炎、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾

[代謝内分泌系疾患]

バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血等

[生殖、泌尿器系疾患]

膀胱炎・尿道炎・性機能障害(インポテンツ)・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰嚢炎

[婦人科系疾患]

更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・不妊

[耳鼻咽喉科系疾患]

中耳炎・耳鳴・難聴・メニエール氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・扁桃炎

[眼科系疾患]

眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい

[小児系疾患]

小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性疾患・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善